西国三十三ヶ所の札所と花見酒(R3年8月30日投稿)

西国三十三ヶ所札所巡りをご存じだろうか?四国八十八ヶ所霊場巡りと同じくらい有名で旅行会社のツアーも多く売り出されている。滋賀県には三十三の札所のうち六ケ所の札所があり、第三十番札所が竹生島の宝厳寺である。この「竹生嶋」を銘柄にしているのが、滋賀県高島市マキノ町海津にある明治10年創業の吉田酒造である。酒蔵は北国街道(西近江路)を挟んで琵琶湖の波打ち際に建っている。近くには日本さくら100選に選ばれた 海津大崎の桜並木があり 春の桜の季節には長さ4KMにわたる桜のトンネルができる。琵琶湖から遊覧船でも桜見物ができ、花見酒には持って来い・・・・である。この桜の花に因んで花シリーズの清酒を醸造しているのも吉田酒造であり「花嵐」「雪花」「吟花」など地元を強く意識した命名である。(名前の由来は、ご自分で調べてくださいね。)吉田酒造では、花見の時期に期間限定で「望桜亭(ぼうおうてい)」という地酒バーを蔵の中庭にオープンさせる。つまみは、地元の燻製専門店が作る「燻製食品」とその場で打つ手作りの「手打ち蕎麦」である。テイクアウトして海津の桜を見ながら燻製をあてに清酒「竹生嶋」で一献。締めに手打ち蕎麦・・・・。体の内側もアルコール消毒し燻製と蕎麦で栄養補給。これで病原菌も撃退!!!!!!と自分かってな夢は広がる。

                                          滋賀県酒造組合 事務局長 澤 友二